第234回技術講習会「脊柱側弯症に対するシュロス法(イントロダクションコース)」
第234回技術講習会 脊柱側弯症に対するシュロス法(イントロダクションコース)
岡山記念病院 横見 理恵 様
今回の脊柱側弯症に対するシュロス法イントロダクションコースへ参加させて頂いて、即時効果を得るだけではなく生活の中で患者様自身が肢位を修正できるような介入を行うことの重要性を再確認できました。
シュロス法概要の講義は、側弯症の基礎や解剖、運動学的な知識、研究結果等を交えた内容であり脊柱の側弯症への基礎理解がより深まりました。実技では、実際に脊柱側弯症の方を評価しながら側弯のタイプ別にモビライゼーションやポジショニング等ご指導いただきました。矯正呼吸にて脊柱の凹部の修正を意識しながら筋収縮を促すなど、呼吸法からわかりやすくご指導いただき、すぐに臨床に取り入れられると感じました。
また、側弯症に対しては運動療法だけでなく環境整備や普段の生活に取り込めるアプローチを提供していくことが重要であると強調されていました。このことは側弯症だけでなく、さまざまな患者様に対して必要な考え方であり、あらためて臨床での患者様との関わり方を見直すきっかけとなった講習会でした。